3度目の乳腺炎!桶谷式の門を叩くが…
まさかの…3度目の乳腺炎!!
信じられません。
産後7週目、3度目の乳腺炎を発症しました。Orz
今回は右側。症状が出はじめたのは深夜。刺すような強烈な痛みと、続いてやってくる寒気、関節痛、39度の高熱!
ちくしょう、また来やがった…( ;´Д`)
ここから先はちょっと記憶がないのですが、頭の中で、さだまさしの「防人の歌」と「無縁坂」が流れていたような気がする。
翌日は、午前中は夫が仕事を休んでくれました。続いて午後は母がやってきてくれました。乳飲み子抱えたワンオペで、あのインフルエンザ並みの症状を乗り切るなど、ほんと死亡フラグですわ(´;ω;`)夫と母、ありがとう!!
ついに桶谷式に助けを求める
で、ついに私は桶谷式母乳育児相談室に助けを求めることにしました。幸い、近場にあったのです。お隣の奥さんから紹介してもらったところなので、良さそうな先生だということは分かっていました。
電話で問い合わせたところ、空いている時間帯があったため、その日のうちに行くことができました。チビを母に預けて出発。しかし、完全に病人のため足元フラフラ(>_<)。駅までの道のりがどれほど遠く感じられたことか。
さて、私が尋ねたその桶谷式の助産院は、住宅街に佇む一軒家の1階でやっているところでした。先生と、受付さんの二人体制。私以外にもお母さんたちや赤ちゃんがいて、少々待ちましたが、ほどなくして私の番。
ベッドに仰向けになって胸を出し、桶谷式の手技(マッサージ)を受けます。まずは症状の出た右側から
これは非常に痛かった( ;´Д`)。状態が悪すぎたのもあるんでしょうが…。
先生曰く「かなり重症」とのことで、右側から出てくるのは黄色いやつやらピンク(!)のやつやら…((((;゚Д゚)))))))ピンクのは血乳というんだそうです。炎症起こして血が混じっている状態だとか。それ以外でも、別の出口から吹き出て来た白い母乳の中から、非常に小さい粒のようなものが出て来ていて(見せてくれました)、これが「詰まり」なのだとか。
で、左は左で揉んでもらい、噴水のように母乳がピューピュー飛んだのですが、でもこちらも気をつけないと詰まりそうな状態だとか。まじかよ((((;゚Д゚)))))))
1回じゃ治らなかった
歯を食いしばって痛みをこらえて、終わった…と思いきや、まだしこりも詰まりも取りきれてないので、明日また来るようにと言われました(>_<)チビへの授乳は止めてはならない、どんどん吸ってもらいなさい、と。
で、2回目。簡潔に書けば、まだ血乳を出し、歯を食いしばってこらえ、終了。
それでもまだ治りきっていないので、その翌々日にまた来るように、と!!いつまで続くんだこれ…
で、3回目が昨日でした。今日はチビも連れて行きました。抱っこ紐でお出かけするのは今日が初めて!抱っこ紐の中ではずっとウトウト。着いてからはニコニコでした。やはり外面はいいんだな、こいつ。
手技を受けると右の状態はだいぶ良くなり、まだ血乳は出ていたものの、痛み・腫れ・赤み・しこりは随分取れて来ました。まだ完全ではないようですが(しこりがまだ残っている)。
ところが助産院に行く直前「なんか、左側が痛いような…」と思い、先生にそれを伝えたら、「右を贔屓してたら左の機嫌が悪くなって来たのかな…」と。左を揉んでもらうと「あ、見てこれ!詰まりだよ」と、小さい白い粒を見せてくれました。左もそれなりにきちんと吸わせているはずなのに、これじゃいたちごっこじゃないか…Orz
しかも、来週また来るようにと言われました(´;ω;`)
指導の内容
1回目の時から受けた指導は以下の通りです。
- あなたは、完母で行けるくらいじゃんじゃん出るおっぱいを持っている(これはあまり信じられない)。
- しかし、体質的に詰まりやすいようだ。
- 詰まらせる原因は食事。和食中心の粗食に徹せよ。さらに温かい水分をたくさん摂るように。
- ミルクを足して飲ませているようだが、それどころじゃない。もっともっと吸わせなさい。
やはり母乳育児相談室というだけあり、今後も母乳、できれば完母でやって行くことを前提に言われましたね。
本当に食べ物が原因なのか
しかしですね。
確かに、これまでの私の乳腺炎の前には必ず「ケーキを食べた」という共通項がありました。しかし、産科の先生や小児科の先生の中には、「食べ物が乳腺炎の原因になるのはデマだ」という声を上げている方もいるのです。
「脂肪食こそ母乳の敵であり、詰まらせたり、乳腺炎を悪くしたり、母乳の味をまずくする」といった説って、ネット上ではまことしやかに言われてますし、それこそ桶谷のような、母乳推進派の助産師さんなどはこういった説を唱えていますよね。
しかし、私はどちらかといえば医者の言うことの方を信用したいので、この先生方の記事の方が腑に落ちます。
ただ、今は実際に桶谷の助産師さんに助けてもらっているし、何より、もしまたあの苦しみを再発することに繋がるんじゃ…と思うと怖くて、指導された「和食中心の粗食に徹せよ」は現在守っています。本当、一昔前の病院みたいな食事してます。
ただ、そうするとですね。
育児中は赤ちゃんに手がかかるんだから、大人の食事なんて手抜き手抜き!出来合いのものでもいいし、冷食に頼っても全然いいんだよ!体を休めてね!と良く言われるじゃないですか。それができなくなる。ご飯を炊き、根菜中心の具沢山の味噌汁を作って、あっさりしたおひたしを作り、あとは煮物とかも炊いて、動物性タンパク質なら魚を焼いて…と、つまり工程が増える。
体にはいいと思いますよ。間違いなく。ですが、夫までこれに付き合わせることになる。疲れて帰って来ているのに、面白みのない食事が毎日続くのって、ずいぶん可哀想じゃないですか。だから、夫には一品余計に作ったりしています。さらに工程が増える…Orz
今後私はどうしたいのか
手技を施してくれた助産師さんは、間違いなく腕の確かな良い方でした。これには感謝しています。ですが、「あなたは完母でも行けるくらい出るおっぱいを持っている」と言われたことに関しては、今ひとつ信用ならない。「ミルク足してる場合じゃない」と言われたことも、始めは私も「もっとチビに吸わせて治さなきゃ!」と言う思いがあったために、それこそ助産院から帰って来た後から次の日くらいまでは、チビに母乳しかあげなかったりもしました。
ですが、明らかにチビのコンディションがおかしくなったのです。
出てるのか出てないのかよくわからないおっぱいを年がら年中吸わされて、生活のリズムはガタガタ。日中は寝ないし、寝たと思ってもすぐ泣いて起きる。お腹が空いて不安定なのか、起きている時にネムリラの上に転がしておいても、メリーの下で遊ばせておいても、すぐ騒ぎ出して抱っこを求める。これを延々繰り返されると、私も何もできない。抱っこを求めるのにはできるだけ応えたいと思うのですが、こちらの方が泣きたくなりました。
おまけに、母乳オンリーにしていた日の日中は、おしっこは出るのですが、ウンチが出なくなりました。ほとんど出なかったのです。便が作られるに達しない母乳量だったと言うことなのか。
そして夜19時に寝かしつける前など、もう限界が来たのか、おっぱい吸った後に泣き止まなくなりました。明らかにお腹が空いてどうしようもない状態のようでした。
恐る恐るミルクを40ml足したのですが、まだ足りないと泣く。さらに40ml飲ませてもだめ。再度40ml飲ませて、やっと満足したようでした。ですが、その後寝付くのにずいぶん時間がかかりました。いつもはこんなんじゃないのに。
母乳は、赤ちゃんの健やかな成長のためにあるもののはず。それなのに、私のために吸ってもらっている。それも、大して出ているとも思えないものを吸わされて、お腹が空いて辛い思いをさせてしまって…
これじゃ、誰のための母乳育児なのか分からない。
今日から、また躊躇わずにミルクを足し始めました。途端に、機嫌良く、お昼寝もスムーズになりました。
母乳を止めることも検討
来週、4度目の手技を受けに、また桶谷へ行きます。
でもこの乳腺炎が治ったら、今後、母乳をどうするか真剣に検討したいと思っています。むしろ、やめて完ミにしてもいいんじゃないかとさえ思う。
私はもともと、完全母乳に執着はないですし、先日の記事に書いた通り、混合で母乳とミルクのいいとこ取りして育てられればそれでいい、という結論に達していました。
ですが、私は詰まりやすい体質のよう。完母になれそうな見通しが立っているわけでもないのに、すぐ乳腺炎で病人になるリスクを抱えながら母乳をあげ続けるのは大変なストレスだと痛感したのです。さらに、食事制限せよという指導も腑に落ちない。
いつまた乳腺炎になるか分からない、それを防ぐために毎日病院食みたいなものしか食べられない、それで母乳が増えるのかといったら、多分増えない…
これは割りに合わなさすぎる。
だったら、潔く母乳はストップして、完全ミルクでもいいんじゃないかと思うようになりました。その方が絶対スッキリすると思えたのです。出てるのか出てないのか、増えるのか増えないのか、よく分からないのに手探りで続けるのは辛いし、何が何でも続けたいという信念もさほどない。
母乳はもう1ヶ月半あげたのだし、それなら免疫も移行しているはず。
桶谷の先生に「こういう乳腺炎を気に、母乳を止める人っているんですかね?」とチラリと聞いて見たところ、全力で否定されましたけどね。「やめたら絶対後悔する。体調辛い時にやめない方がいいよ。これを乗り越えさえすれば、何事もなかったように母乳育児が軌道に乗るからね」と。
そりゃ、桶谷の人なんだから「いーよいーよやめても」なんて絶対言うはずがない。ですが、チビのコンディションが大崩れになった様子と、夫や母の言い分の方が私には大事でした。
夫曰く「右側を治してもらってる間に、左もなぜか詰まって来てたんだろ?食事制限してるのに」
母曰く「そういう体質なんだったら、完全ミルクにしちゃった方がスッキリするわよ。いつまた倒れるか分からないんだし。それに、あーた見てても母乳増えそうに見えないのよね。出る人なんだったらもうとっくにピューピュー出てるはずだもの」
母などはミルクに全く抵抗のない人で、しかも周りに乳腺炎経験者や、母乳を諦めてミルクに移行した人も多くいるため、独自に情報収集してくれているようです。
チビにおっぱいあげられなくなると言うことに対して、罪悪感がないわけではないです。ただ、母乳よりも他に優先したいことが山ほどあるので、私にはそちらの方が大事です。それは、生活のリズムだったり、ネントレだったり、布おむつとおむつなし育児だったり、何より親子共々リスクなく、ニコニコ笑顔でお腹いっぱいにすることだったり。
多分、もし止めることになったらなったで、いきなりだとまた乳腺炎の危険に晒されたりするのでしょうから専門家の力を借りるべきなんでしょうが、その辺を調べながら検討していきたいと思います。
まずは、このしこりを治さないとな…。