あたくし小説

30代ママ、しぃの日々の諸々を書き残す「私小説」。不妊治療・子育て・映画・洋ドラ・キャリアアップ・ヲタ文化等々、好きなものを好きな時に発信中。

長期授乳主義が腑に落ちない。私の頭は古いのか?

さて、先日、おっぱいを止めて完全ミルクに移行する決断をしました

sissy0421.hatenablog.com

 助産師さんと相談し、年明けから段階的に止めていくことになっています。なので、今はまだ飲ませています。チビが3ヶ月をちょっと過ぎるまでは飲ませる勘定になりますね。

一抹の寂しさがないわけではないですが、さほど悲観はしていません。なんだかんだ言っても、3ヶ月は母乳を飲ませたのだし、それ以降は、チビが健康に育てればミルクでも一向に構いません。それに、永久に授乳してなきゃいけないわけじゃない。いずれ離乳食が始まり、それが進み、やがては大人と変わらないものを食べるようになるんですからね。赤ちゃんはいつまでも赤ちゃんじゃないんですし。

 

昨今は「断乳」よりも「卒乳」流行りらしい

さて、このように、私は予想以上に早くおっぱいを止めることと相成りましたが…

時に昨今、世間のおっぱい事情は「断乳よりも卒乳」流行りのようですね。

  • 断乳→何らかの事情や都合により、親主導で授乳をやめさせること
  • 卒乳→赤ちゃんが自分の意思で、もう授乳は必要ないと離れていくこと

何ていうかこう、最近は「断乳だと赤ちゃんが可哀想」で、「卒乳まであげきったママは立派、赤ちゃんも満足」みたいな流れになってるようにも思えます(・Д・)

また、WHOのガイドラインが浸透し、ネット上ではそれに科学的根拠を加えて熱く解説する人もいたりします。WHO曰く「母乳は2歳以上まで与えましょう」なんだそうで。それを推しているお医者さんもいらっしゃるようです。

だとしたら、かなりの長期授乳になりますよね( ゚д゚)

私たちの親世代では、1歳前後で断乳するのが当たり前だったんだそうです。

実際、私も赤ちゃんの頃、それくらいでおっぱいを卒業したと母に聞かされました。周囲にそのことを良いだの悪いだのと言う人もいなかったんだそうです。私の場合、幸いにも離乳食の進みが早かったからというのもあったんでしょうけれど。授乳期から食欲が強くてガンガン飲んでいた赤ちゃんだったけれども、おっぱいへの執着はまるでなく、お腹いっぱいになれば何でもいいというたちだったようです。

ただ、こういう育児の常識っていうのは、時代とともに変化していくものなんですよね。医学的に新説が出たり、時代のニーズに合わせて変わったり、考え方の流行によるものだったり。

で、今は「完全母乳」流行り、「断乳よりも卒乳」流行り、さらにWHOも後押し…という流れになってきているようです。

 

長期授乳に関する私の気持ち

ここからはあくまでも私の考えになるので、不快に思う方はスルーお願いします。

「もし私が、全然詰まらず、潤沢に出るおっぱいを持っていて、延々と母乳を飲ませられる状態だったとしたら、いつまで授乳したいだろうか?」と考えてみました。

恐らく、そういう状態だったとしても、1歳になるかならないかで断乳に踏み切っていたんじゃないかと思います。

赤ちゃんの離乳食が進み、やがて食事で栄養が取れて水分も母乳以外のものから飲めるようになったら「じゃ、おっぱいとはバイバイね」。でいいんじゃないの?と。かつて母が私にそうしたように。

母乳が優れているということはよく分かっているつもりです。ただですね、いくら世間が卒乳流行りだろうと、WHOが2歳以上までの授乳を推奨していようと、長期授乳とか冗談じゃないと思っている自分がいる。腑に落ちないんですよ、説明のしようのない何かが。

母乳を長期間あげることの利点や必要性をしっかり説明してくれているサイト等も色々あるようで、そのあたりを読んでみたこともあるのですが、「あーやっぱり、2歳過ぎても授乳してて良かったんですね!周りが断乳しろしろってうるさくって。でも安心しました、頑張りまーす!」みたいな書き込みがたくさんあるのを読むと、気持ち悪ささえ感じた。

なんなんでしょう?これは。私の頭が古いのでしょうか。単に感覚的なものなのか。誰か説明してくれ!とさえ思いました。

先日、友達がもうすぐ2歳になるお嬢ちゃんを連れて遊びにきてくれたのですが、まだ授乳しているということで、何度もママにおっぱいをおねだりしていました。ママもさほど焦ってやめさせようとしていないようでした。やはり、自分の意思で離れていくのを待つ「卒乳」希望なのだと。

「え…?」という思いを正直持ってしまったんですよ。それくらいの歳になれば、もう「乳児」ではない。「幼児」なのに、と。

おっぱいとバイバイさせるのは親が最初にやらねばならぬ躾なんじゃないだろうか、と私は思ってたんですが、こんな考えももう古いんでしょうか。

 

たまに聞く、情緒面に理由を求めるケース

 あと、長期授乳したがる理由を「母子の愛着形成に大切」とか「気がすむまで与えなければ将来情緒不安定な子になる」とか、精神面に求めるケースもよく聞きます。私としては、こういうのもどうなの…?と思うのです。

だって、私たちの親世代は1歳前後で断乳していたじゃありませんか。じゃあそうやって育てられた私たち世代は、みんな情緒不安定なのか?って話ですよ。

確かに、ママに無心に甘えて、愛されている実感で心を満タンにするっていうのは、赤ちゃんにとって非常に大切なことだとは思いますよ。

でもね、それをなし得るのが授乳だけってわけじゃありませんでしょ。

ただ抱きしめるだけでもいい、笑いかけるだけでもいい、たくさん話しかける、一緒に夢中になって遊ぶ、美味しいご飯を用意する、ベビーマッサージ等々、愛情と手を掛ける方法は他にいくらでもありますよ。

おっぱいくわえさせていないと泣くとか、不安定になった時に求めるからすぐ与えるとか、精神安定剤扱いしているママも多いようですけれど、ある程度大きくなって来た子なら、違うんじゃね?と個人的には思います。徐々に、それ以外の方法でも気持ちを落ち着かせられるんだとか、おっぱい以外にも安心できるもの、魅力的なものが世の中にはあるんだとか、そういったことを教えていくのも親の務めなんじゃないですかね。それをさぼってはいけないと思うんですがね。

 

何だかんだ言ってみても、正解はない

 …とまあ、いろいろ書いてみましたが。

私の書いていることが正解だということはないですし、世間の流れが唯一の正解だということもない。結局のところ、何を選ぶかは自分で決めるしかないんでしょう。そして、自分で決めたことに責任は持てよ、って話ですね。

最後はこういう結論になるんだなあ(・Д・)

 


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