あたくし小説

30代ママ、しぃの日々の諸々を書き残す「私小説」。不妊治療・子育て・映画・洋ドラ・キャリアアップ・ヲタ文化等々、好きなものを好きな時に発信中。

これは禁じ手!産む前から、育児において「決してやらぬ」と決めたこと

 さて、まだ産んでもいない段階でナンなのですが……

妊娠中から育児に関して「これはやらないようにしよう」と強い思いを持って決めた禁じ手がいくつかあります。初めての育児ですし、何も方針を決めずにボサッと育てたくない。そんな思いを持っていたからです。

自分への最終確認の意味も込めて、以下に挙げておこうと思います。
さて、ちゃんと守れるのか…今から半年後くらいにこのページに戻って来た時、何一つ守れてねェ!Orz とならきゃいいのですが(´;Д;`)

なお、これらはあくまでも私が個人的に決めたことであり、人に押し付けるようなものではないので、その点はお含みおきください。
 

添い乳

「え、添い乳の何が悪いの?」と思う方もいるでしょう。ただ、私が妊娠中、真っ先に「やらない」と決心したのがこれなんです。

私はチビにはジーナ式ネントレをやるつもりでいます。「赤ちゃんの生活リズムを整えることによって、寝かしつけをせずとも自力でひとり寝できるようにする。よって日中はご機嫌、夜は通し寝できる赤ちゃんとなる」というメソッドです。*1
で、そのメソッドに従うとすると、おっぱいくわえさせながら寝落ちさせるのはNGなんです。また、夜泣き専門保育士の清水悦子先生も著書の中で「質の良い眠りを考える私の立場では、添い乳はあまりおすすめしていません」とはっきり書いていました*2。これを読んだもの決め手でした。

また、自分でも色々調べた結果、添い乳のメリットはせいぜい2〜3個。対してデメリットは7〜8個ほどもあることが分かりました(詳しくは割愛しますが)。で、一番怖いデメリットは、やはり赤ちゃんを窒息させてしまう危険があることでしょうか。私は非常に寝相が悪いんです。添い寝も怖いと思っているのに、赤ちゃんの口を塞いだまま私も寝落ちしてしまったら…!と自分を信用できないのです。

また、デメリットだけでなく、気持ち的に受け付けないという思いもありました。授乳って、赤ちゃんにとって食事ですよね?寝て授乳する添い乳というのは、寝たまま食事をさせているに等しい。いくら赤ちゃんでも、それってどうなのよ…という思いが消えなかったのです。

助産師さんの中には、お産入院中にママに添い乳を教える方もいるんだそうで、まあそれを取り入れるか否かは、状況や体調に応じてママが決めればいいことなんでしょう。でも私としては、ネントレの邪魔になることと、後々付きまとうであろうデメリットが怖く、「これは禁じ手」と早々に決めたわけです。

添い寝

これも、ジーナ式ネントレを採用すると決めたから、という理由が大きいです。前述の清水先生の著書では、添い寝は否定はされてはいないのですが、ジーナ式の方をコアメソッドにしようと思っている私としては「ねんねはベビーベッドで独立!ひとり寝で質のいい睡眠が取れるようになってもらう」と決めました。さすがに住宅事情もあるので、欧米のように赤ちゃんの寝室を別に用意することはできないのですが。あとやっぱり、自分の寝相が悪いため( ;´Д`)、安全面を考えると添い寝は怖いというのがあります。

 

何でもかんでもおっぱいで黙らせる

これは、チビが泣いている時にきちんと観察し、泣いている理由を見極められるようになりたいからです。勿論、本当にお腹が空いている時だったら授乳しなければなりませんが、赤ちゃんが泣くのって、お腹が空いた時だけじゃありませんよね?原因は他にも色々あるはず。だから「泣いたらとりあえず授乳」にならないようにしないと、と自分を戒めたのです(ジーナ式では、赤ちゃん任せのとりあえず授乳のことを「ディマンドフィード」と呼んでおり、疝痛を引き起こしたり、生活リズムを崩したりする原因とみています)。

確かに生後1ヶ月くらいは母乳の出が安定せず、頻繁に吸ってもらわなければいけないのでしょうが、それを過ぎて安定したら頻回授乳はもう必要ない、むしろそれが続くと困ることも多い、と清水先生も著書の中で書いています。理由がよく分からないけれども泣いている場合の対処法も、併せて書いてありました。

あぁそれなのに!!((((;゚Д゚)))))))
助産師さんのブログを読んでいた時「おっぱいでの口封じ大歓迎!おっぱいで黙らせちゃいましょう」とかいう記述を見つけ、そんなバカな……とゾッとしましたよ。違うだろおぉぉぉぉ!(某議員風に)ちゃんと観察して赤ちゃんの欲求を見極める、コミュニケーションをとる、それをさぼりたくなかったため、私はこれを禁じ手としました。

紙おむつの長時間当てっぱなし

私はチビを育てるにあたって、布おむつとおむつなし育児を採用したいと思っています(就寝時と長時間の外出の時だけは紙おむつに頼るつもりなんですが)。詳しい理由はいずれ別記事に書こうと思います。

簡単に言ってしまうと、排泄感覚を鈍らせたくないんです。で、ゆくゆくはなるべく早めにおむつが取れることに繋がったらいいな、と思っていて。

世間一般に浸透しているあの紙おむつって、確かに便利なんですが、便利と引き換えに赤ちゃんの排泄感覚を鈍らせてしまっているとしか思えないんですね。だって、数時間分のおしっこを吸収してもまだサラサラで、赤ちゃんが不快を訴えないなんて!((((;゚Д゚))))))) 紙おむが優秀すぎるおかげで、子どものおむつ外れがどんどん遅くなっているという説もあるのだそうです。そりゃそうだよな…。

とはいえ私も、状況に応じて紙おむに頼る時もきっとあるでしょう。なら、せめて長時間の当てっぱなしはやめよう。排泄感覚を鈍らせないように気をつけてやらないと、と思った次第です。

夜更かしをさせる

ジーナ式で生活リズムを整えることに命かけるつもりの私としては(笑)、チビの夜更かしは絶対厳禁です。19時には寝かします。また、これは赤ちゃん期だけの話ではなく、幼児期になったとしても厳守しなくてはと今から強く決めています。まあ、5、6歳には就寝20時くらいになってるかもしれませんが。

21時も過ぎた遅い時間に仕事から帰って来る時に、まだ4〜5歳かそこいらの子が親御さんと一緒に外を歩き回っていたり、買い物していたり…という光景を見ることがよくありましたが、あれはおかしい。妊娠前から私、ずっとそう思ってました。何時に寝るんだ?あの子らは。
もしかしたら止むを得ない事情があるのかもしれないですが、そうだったとしても21時を回った時間に、あれくらいの歳の子どもが外をウロウロしてるってのは、非常に不自然かつ見直さなければいけないことだと思います。

大人との世界に線引きしないこと

これは、夜更かしの話とつながるんですが…。
私には、フランス留学経験のある妹がいます。在仏邦人の御宅のシッターのバイトなども経験してる妹なんですが、彼女いわく「フランスでは大人と子どもの世界や時間帯にはっきりと線引きがされている」んだそうです。20時過ぎからはもう大人の時間とされていて、これ以降の時間帯に子どもが外をウロウロしていることはまずないんだとか。両親が夜に外で食事をするなんて時は子どもは連れて行かず、家でシッターに預けるのが普通。子どもは早寝。家でも、大人は20時以降は大人だけの時間を楽しむのだそうです。

私はフランスという国は基本的に苦手で(一度観光で訪れたことはありますが、空港に降り立った途端、どういうわけか帰りたくなった)、憧れなど微塵も持ってはいないのですが、この考えはいいなと思いました。
夜遅く、居酒屋のようなお店に小さい子を連れていって一緒に食事をさせている親って、いますよね?何処へでも連れて行ってしまうような。私はそれにとても違和感を感じるんです。お酒とタバコを嗜むようなお店は大人の社交場であって、子どもを連れてきていいところではない。私、妊娠前からずっとそう思っていました。固すぎない?と言われるかもしれないんですが、これはけじめとして守りたいんです。

スマホ・PC・タブレットを与える

もう現代的な病としか思えないんですよね…。
でも最近は珍しくない光景です。電車の中で、子どもにスマホ与えている親。デパートで買い物しつつ、ベビーカーの中の赤ちゃんをスマホで遊ばせている親。公共の場で「スマホくれー!」と大泣きしている子どもに根負けした親が、渡すしかなくなっている様子。

うわああああ!(ノД`)もう立派な中毒じゃないか!!

大人でも癖になるスマホやネット。あれだけ依存性の強いものなのだから、赤ちゃんや幼児があっと言う間に餌食になるのは当然でしょう。あれは大人の持ち物です。そうそう簡単に与えていいものじゃないと思う。いっとき静かになって親は助かるかもしれないですが、それと引き換えに大切な何かを失っているような気さえする。もっと別な方法で、気を紛らわせたり暇を潰したりする習慣をつけさせなきゃダメなんじゃないでしょうか。

子育て支援・知育アプリとかもあるみたいですが、それをやらせるのもどうなのよ…と個人的には思います。

自分が子どもの前で、スマホ・PCを長時間操作する

で、こっちは親たる私の方が気をつけなければいけないことなんですが…。

これも電車や公共の場でよく見る場面。小さい子を連れて乗ってる親が、ずっとスマホ見っ放しだったりするんですよ。そうしてる間にも、子どもは親の気をこちらに向かせたくて、しきりに話しかけたり、おもちゃ渡そうとしたりしてることが多いような気がする。でも上の空になってしまって子どもが納得せず、そのうち愚図りだしたりなんてしてたら……あーもう何してんだって思いますよ。

できうる限り、スマホやPCを操作するのは、チビが寝ている間や、目の届かないところでやりたいですね(緊急時は別ですが)。チビが起きていて関わりを求めてくるときには、スマホはしまっておきたい。ちゃんとチビの顔を見て、リアルのコミュニケーションを取ることに努めたいものです。

前述した、スマホ中毒になってる幼児っていうのも、この辺にそもそものきっかけがあるのかもしれない。自分がすぐそばで構って欲しいサインを出しているにも関わらず、親がスマホに熱中していると「ママ(パパ)がいつもいじっているそれは何?こっちも見てよ!そんなに面白いの?なら僕(私)にも見せてよ!」ってなったり。

本当に本当に気をつけなきゃ…。

テレビを見続けさせる

テレビに子守させてる親がたまにいますが…私は赤ちゃん・幼児向けの番組でさえ、ある程度の歳になるまではあまり見せたくはないんです。朝、夫に朝ごはん食べさせている間にニュース番組が流れている、くらいならまあ許容範囲ですが。でもそれ以外では、チビが2歳になるくらいまでは、基本的にテレビはオフの方針でいきたい。大人が積極的にテレビつけるとしたら、チビが寝ている間か、もしくは災害の情報を得なければならない緊急時とかですね。

米国小児科学会の調査によれば、テレビを見ている間の子どもは「探検する」「遊ぶ」「動く」という発育の鍵となる活動をしなってしまうのだそうです。つまりテレビは「子どもに合っていない」「子どもらしい行動をストップさせる」ものなんだとか。親子の触れ合いの時間も少なくしてしまう、と。*3

ただ、例外もあるでしょう。
例えば、親の体調が悪くてどうしても相手ができない時、緊急措置としてそこそこ長い時間見せざるを得ない日もあるかもしれません。あと、新幹線や飛行機などでの長距離移動の際は、絵本・おもちゃ・塗り絵・折り紙・お昼寝・おやつ…だけでは暇つぶしに限界が来そうです。その時はDVDに頼っても仕方ないのかなあと思います(うちも早晩そういう日が来そう。夫の実家が新幹線の乗車時間だけでも3時間半かかる距離にあるので)。

要は、日常的な見っぱなしはNGということですね。

100%子ども中心に家庭が回る

これはですね……批判もあるかもしれないんですが。

我が家ではこういう方針になりました。「家庭の中心はまず私たち夫婦であると決めて、それをチビにも分からせよう」と。私と夫の間で意見の一致を見て、決まったことです。

子どもができると、どうしても子ども中心の生活になってしまう。小さいほど手がかかるし、その後もより良く養育したいと思えば、これはある程度は仕方のないことです。ただですね、全てにおいてそうなってしまうことには違和感を拭えないんですよ。だって、家庭を作ってルールを定め、家の経済を回しているのは親たちですもの。

「あなたのことはとても大切だけれども、あなた中心に家庭が回っているわけではない」。子どもにはそれを早い段階で教え、分かってもらう必要があるように思うのです。そうでないと、いつの間にやら子どもは「いつも最優先してもらって当然」と我慢や配慮を忘れる、家庭の秩序は混乱、夫婦の話題は子どものことばかりになり、男女であることを忘れ、そのうちギスギス……あー、うちの実家がそうだった気がする!(;ω;)

チビにはたっぷり手を掛け、愛情をかけるつもりです。チビの心と体の健康のためには様々なことに気を使おうと思っているし、自分の小遣いを切り詰めてチビのために何か買ってやることもあるでしょう。睡眠時間を削って保育園グッズやら何やらを縫ったりもするのも当然です。でもそれらと、常に子どもが最優先・100%子どもを中心に回る家庭にしてしまうことは別問題な気がするのです。

家庭はまず夫婦ありき。それを明確にして家庭の秩序を学ばせ、その上で、自分というものを確立させていく。子どもを家族の一員にするって、そういうことなんじゃないでしょうかね。

第一、子どもはそのうち巣立ちますよね?けれど、夫婦というのはどっちかが死なない限りはその後もずっと一緒に暮らしていかなければいけない。夫婦を家庭の中心に据えるというのは、いずれ子どもが巣立っていっても夫婦が楽しく円満に暮らしていける、その素地にもなり得るんじゃないかと思うんです。

 

最後に

……で。

ここまで書いたものを読み返して見ましたが、これら全部守りきれたら、ちょっと凄いんじゃね?と自分でも思ってしまいました。こだわり強すぎ?うーん、自分で自分の首絞めることになっただろうか( ;´Д`)

でも、自分できちんと思いを持って決めたことです。まずは頑張ってみたいと思います。その上で、もし状況によって考えが変わるようであれば、それはそれでしょうがない。初めての育児ですし、何か指針が欲しいんですよね。

夫の意見も聞きながら、とりあえず頑張ります!!

さて、まずは無事に産むところからだな…

*1:ジーナ・フォード著 高木千津子訳「カリスマ・ナニーが教える お母さんと赤ちゃんの快眠講座」

*2:清水悦子著 神山潤監修「0歳からのねんねトレーニング 赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド」

*3:トレーシー・カチロー著 鹿田昌美訳「いまの科学で『絶対にいい!』と断言できる、最高の子育てベスト55」