あたくし小説

30代ママ、しぃの日々の諸々を書き残す「私小説」。不妊治療・子育て・映画・洋ドラ・キャリアアップ・ヲタ文化等々、好きなものを好きな時に発信中。

「ジーナ式ネントレ」始めました

ジーナ式ネントレって?

この本、ご存知でしょうか。
「カリスマ・ナニーが教える 赤ちゃんとおかあさんの快眠講座」
(原題は「A New Contented Little Baby Book」"満足した赤ちゃん"という意味だそうです)

f:id:sissy0421:20171007191551j:plain

著者はジーナ・フォードさんという方。イギリス人のナニー(プロのベビーシッター)さんで、有名人や上流階級を顧客に持ち、何百人という赤ちゃんのお世話をしてきた凄腕なんだそうです。蛇足ですが、イギリススキーの私としては、イギリス人の本だというだけでテンション上がる (^^;;。

この本では、この方の長年の経験により確立された「赤ちゃんの生活リズムを整えることで、寝かしつけ不要・夜通し眠って勿論夜泣きナシの、ハッピーな赤ちゃんに育てる方法」が紹介されています。

親からすれば、そんな夢みたいな方法あるの!?と思ってしまいそうです。

ヨシタケシンスケさんが著書の中で、「子育てが大変になるかどうかは、赤ちゃんが夜にまとめて眠ってくれるかどうかにかかっている」と述べておられました。それくらい、赤ちゃんの睡眠って、子育ての中で大きなウェートを占めているようです。

で、実際にこの本の通りにしたことで「救われた」という書評はアマゾンで散々読みました。ご自分のジーナ式実践を紹介しているブロガーさんの体験記も読みました。大なり小なり効果ありとの声が多いようでした。

ただ、本のメソッドにはめ込んで育てるのを「赤ちゃんが可愛そう」と思ってしまう人や、神経質な人や完璧主義な人には難しいかもしれないです。

私の周囲の子持ち友人は、このメソッドを誰一人として知りませんでした。あまり日本ではメジャーではないようです。

 

何故、ジーナ式ネントレを取り入れようと思ったのか

私は妊娠中からこの本を読み込み、ジーナ式を取り入れてチビの生活リズムを作る、ゆくゆくは寝かしつけ不要な子にすることを目指す、と決めていました。

ジーナ式を採用した理由はいろいろありますが、まず真っ先に挙げられるのは、なんの指針も持たずにボサッと育てたくなかったからです。専門家が確立したメソッドがあって、それを勉強することによって自分の子育てが楽になったり、より良くなったりするのであれば、勉強しよう!という気持ちがありました。そりゃあ、相手は生身の人間ですから、全く本の通りに育てられるとはさらさら思っていません。でも、初めての子育てなわけだし、知識を入れておくくらいの努力はしておきたかったのです。

もう一つは、「赤ちゃんのために自分を犠牲にしてぼろぼろになるのが、必ずしも親の愛ではない」という考えが私の根底にあるからです。
自分の友人たちから聞かされた話や、ネット上での子育てエピソードからは「寝不足で毎日フラフラ」「まるで苦行のよう」「子どもを産んでから自分の時間が全くなくなった」「終わりのないトンネルの中にいるみたい」という声。で、「母たる者、それに耐え、乗り越えてなんぼだ」という風潮が日本にはある。そう、特に母の方に来るんですよね、父の方ではなく!
そういう子育て観って何かズレてる、腑に落ちない、と私は前から思ってました。
そりゃあ、子育ては楽なことではないに決まっています。人間を育てるわけですから。とりわけ、産まれたばかりの赤ちゃん相手なら当然です。
でもね、子どもって、親を苦しめるために産まれてくるわけじゃないと思うんです。闇雲に苦しむ・耐えるだけじゃなくて、もっと他に方法があるんじゃないの?考え方もあるんじゃないの?それを知らないだけじゃないの?と、反発のような思いを結構前から持っていたんです。

その思いを後押ししてくれたのがジーナ式でした。これだ!!と思えたのです。

専門家のメソッドに準じて育てるのであれば、その労力は要ります。でも、それに見合っただけのメリットは十分にあると判断したため、出来る限り頑張ってみようと思い、取り入れることを決めました。夫も理解を示してくれました。

 

ジーナ式の難点①「本が読みづらい」

ただ、ジーナ式を取り入れるにあたっては、難点もいくつかあります。まずはこれ。「本が読みづらい」こと。

これはネット上でも有名な話ですが、この本、ほんっとーに読みづらいんです( ;´Д`)
文章は、翻訳者さんが綺麗な日本語に整えてくれてはいるんですが、章立てがまずいですね。あれは章の前後を入れ替えるだけでもかなり違うと思うんですが…頑張って読み進めていっても、後でまた前のページに戻って来ないと分からない箇所が結構あったりします。
ですから、初めての子育てにあたふたしている新米ママさんが、子育ての片手間に読むのはお勧めできないです。読めません。妊娠中に読み込んでおくことをお勧めします。私もそうしました(で、あっという間に付箋だらけになりました)。

 

ジーナ式の難点②「スケジュールが細かすぎる」

 ジーナ式ネントレは「ジーナが確立した、赤ちゃんのバイオリズムに則ったスケジュール」に従って1日を過ごさせることで成り立ちます。魔法みたいなテクニックが1つ2つあるとかいうわけではなく、スケジュールを毎日こなしてリズムを作ってやれるか、寝かしつけの悪い癖をつけないようにしてやれるか、に重きが置かれているわけです。

で、ここでは紹介はしませんが、そのスケジュールが非常に細かい。分刻みです。

しかも、月齢(週齢)別に少しずつそれが更新されるので、それにも従っていかないといけない。

これを完璧にこなすことは正直難しいです。できてる人がいたら教えて欲しいくらい!( ;´Д`)必ず1日のうちにスケジュールを守れない部分が出て来るし、それを元に後を調整しなければならないこともある。

こんなん無理!!と拒絶反応を起こしてしまう人や、完璧主義で少しのズレにもキーッとなる人には向かないですね。大事な部分だけを押さえて、まあ少しぐらいスケジュールがずれてもいいや〜くらいじゃないと、続かないです。実際、ネット上での体験記でも結構ゆるくやっている人が多いようです。

 

ジーナ式の難点③「新生児に採用するには無理がある」

これは今現在、自分が強く感じていることです。
ジーナのスケジュールは、もう生後1週目から設定されているため、やろうと思えば退院後からすぐにできるんです。実際、私も退院直後からやってみました。 

…しかしですね。新生児をスケジュールにはめるのは不可能でした。

まだ生後2週間にもならない新生児って、頻回授乳だし、まだ親子共々手探り状態だし、眠り方も学習中で予測がつかないし、ジーナのスケジュール通りに動かすのは非常に無理がありました。Orz

ですから私は、まだチビが新生児のうちは、ジーナの教えの中の大事な部分だけを押さえるだけとし、必ずしもスケジュールを遵守することはない、と早々に開き直りました(爆)。

 まあでも、続けることに意味があると思うので、頑張りたいと思います。

 

 では、実際チビへどのようにジーナ式を実践しているのか。それについての詳細は、次回より書きたいと思います!

 


新米ママランキング

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村