ネガティブ記事。母乳育児に関して、最近考えてしまったこと
産後1ヶ月
チビを出産し、1ヶ月が経ちました。そろそろ1ヶ月検診です。
この間、チビの栄養状況は「母乳とミルクの混合」から始まり、次第に「完母寄りの混合」に移行して来ていました。完母へのこだわりは特になかったのですが、それでも母乳量は増やしてチビのニーズに応えたいと思い、産院の母乳相談にも2度行きました。
2度目の母乳相談では、母乳のみでいっても大丈夫そうだという指導を受け、一安心していました。チビがちゃんとお腹いっぱいになるくらい出るようになったんだなーという安心感。自分はもう母乳量は安定したと思ったんですよ。この時はね。ところが…
その直後から始まった、チビの「足りない!」コール
一安心したのもつかの間、それこそ次の日だったでしょうか。チビが盛んに、おっぱいだけじゃ足りない!と泣くことが増えました。え!?と思いながら、ミルクを足す私。この日は3度くらいはミルクを足しました。ミルクをごくごく飲めば、満足して泣き止み、コテンと寝るチビ。それを見て困惑する私。あれ?おっぱい出てるんじゃなかったっけか?
ただ、毎日毎日それが続くわけではなく、それこそミルク足すのが1回で済む日も多い。かと思えば2、3度足す日もある。稀に母乳のみでいける日もありますが、こういう日は少ないですね。
ミルク足し1回>>ミルク足し2、3回>>>>母乳のみ
こういう感じです。
これはどういうこと?チビが単に大きくなって、哺乳量が増えてきたのか。でも、日によってばらつきがあるということは、チビの食欲の波や気まぐれなのか、それとも母乳量がまだそれほど安定していない?日や時間帯によって出ていたり出ていなかったりしてるの?
一方で、繰り返す乳腺炎
でも、その一方で乳腺炎づいてしまい、短い期間に2度なりました。
さすがに3度目はまだないです。2度目が収束した直後に、また右胸にしこりが!!と慄いたのですが、熱が出る前にひたすら温め、マッサージしながらの授乳を繰り返していたら自然に流れたらしく、なくなりました。
そうやって、一生懸命ケアしながら授乳を毎日こなしていました。
ですが、昨日なんかも、チビを夜寝付かせる前の授乳を終えた直後から「足りなーい!!」とギャン泣きされ、急いでミルクを足す。それでも足りないらしく、泣き止まないし、寝ない。止むを得ずもう少しだけミルクを足しました。そうしたら満足したのか、スコンと寝てくれましたが、その後になんとも言えない虚しさが残ったのです。
強く感じた「割に合わない」感
我々人間の母親が母乳育児を定着させるには、気を使わなければいけないことが実に多い。私もこの1ヶ月で身にしみました。
母乳に水分を取られるので、せっせと水分補給。なるべく温かいものを飲むようにしていました。一方で大好きな紅茶はカフェインの問題があるために飲めません。まあ、1日1杯くらいはいいんでしょうが、実家にいる手前もあり、やめています。タンポポ茶やら温めた麦茶やらを2リットルは飲んでると思います。
それでも水分を母乳に取られるためか、産後は便秘に悩まされています。出るには出ても、かなり出すときに苦労します。残便感が残ることも。地味にお尻が痛かったりします。
カフェイン以外の嗜好品も勿論制限されます。アルコールなど取れません。
根拠は分かりませんが、母乳の出が良くなるらしいと聞き、根菜をせっせと食べています。
血行を良くしなければいけないので、お風呂は毎日浸かる必要があり、肩こりにも気を使います。
油断すると乳首が切れるため、授乳後はなるべくマメに馬油を乳首に塗ってケアしなければいけません。切れた状態で吸われると激痛です。私は一度左側が切れました。
そして、ミルク育児以上に、赤ちゃんの都合に自分を合わせなければいけない。母乳の場合は搾乳でもしない限りは授乳を人に代わってもらうことなどできず、さらに腹持ちも悪いので授乳間隔がミルクに比べると短い。誰かに赤ちゃんを預けて外出というのもハードルが上がり、常に赤ちゃんとセットで行動せざるを得ません。
ただ、体が疲れてしまうと出が悪くなるため、育児に家事にてんてこ舞いだとしても、身体を休める時間・睡眠時間をきちんと確保しなければいけない。赤ちゃんの個性にもよりますが、これはなかなか簡単には行かない話です。
そして、乳腺炎の危険には常に晒されます。私は2度もやりました。
実際なってしまうと本当に大変です。ただ単におっぱい痛くなるだけなら我慢もできますが、インフルエンザ並みの高熱・関節痛・悪寒・頭痛に見舞われ、ただの病人になります。それでも治すためには赤ちゃんへの授乳はやめられず、授乳以外のお世話だって勿論しなきゃいけません。ワンオペで乳腺炎になってしまったら本当に無理ゲーです。
そうやって病人になってしまい、早く治さなきゃ!と思っても薬は飲めません。母乳に移行して赤ちゃんに影響すると考えると、軽く薬を飲むなんてできません。授乳中は薬はNGというのが常につきまといます。
さらに、当然のことですが、授乳量が目に見えないため、どれくらいあげられているかがはっきりとわからない。ベビースケールで体重を測る等の方法はありますが、授乳のたびにやるのも手間ですよね。どれくらい飲ませてあげられているのかは常に謎が付きまとい「母乳不足感」なんて言葉もあるくらいです。人によっては、この目に見えなさ加減ってかなりの不安やストレス要素になるんじゃないでしょうか。
……これだけ体やおっぱいのケアに気を使い、口にするものに気を使い、嗜好品や薬を我慢し、さらに痛みや高熱に苦しむことが重なり、それでも母乳の量を増やしたい!と思って頻回授乳を続ける。でも、増えているのか、どれくらい出ているのか、はっきりと見えない不安を抱えながら手探りで続けなければいけない。
それだけやってもチビのお腹を満たしてあげられず、ミルクを求められる。
これって、猛烈に割に合わない。
昨日、そういう気持ちになったのです。自分の中でブツンと何かが切れてしまったような。
割に合わせるため、努力が報われるために子どもを育ててるわけじゃないのは百も承知です。でも、 産後1ヶ月になってもこれなんだったら、もう母乳はきっぱりやめて、ミルクだけにした方が親子共々いいんじゃないかさえ思ったのです。調乳の手間はあるにせよ、哺乳量がはっきり数字で見えるし、私は楽になるし、チビは無駄にお腹空かせて泣くこともない。
もう完ミにしてしまおうか?疲れた。
そうはいってもやはり、おっぱい吸わせてしまう
昨日、そこまで考えたのに、それでも夜間授乳は母乳でした。今朝からもコンスタントに母乳吸わせています。ただ、1回ミルクを足しました。
今、チビはスヤスヤ昼寝をしていて、その間にこの記事を書いています。起きたらまた授乳が待っている。午後から夕方にかけては母乳の出が微妙になりやすいと踏んでいる時間帯です。チビは愚図りやすくなります。
今後どうしていきたいのか。これといった結論は出ていないのですが、それでも授乳はやめられないので、しなきゃいけない。飲ませるものが母乳にせよ、ミルクにせよ。